板材に特別な表面加工を施している場合、表面に保護の為の『ビニール』が貼ってあるのですが、
通常のレーザーで切断する場合と、ファイバーレーザーで切断する場合で、保護用のビニールの
材質を変えているそうです。
写真のとおり、ビニールの接着面の色が違います。
(左が、ファイバーレーザー用。 右が通常のレーザー用。)
ファイバーレーザーは、レーザーの波長の関係で、白いビニールに反応せず、切断できないそうです。
なので、ファイバーレーザー用のビニールは、裏が黒色なんですね。
硬い金属も難なくカットしてしまうレーザーですが、波長が合わないだけで、あんな薄いビニールが
切れないなんてビックリです。
2017.07.14